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2022/11/21 11:17

今回はコーヒーのお話しから少しずれますがご容赦ください。

私たちが取扱うコーヒーの一つに「東ティモールのフェルナンドさんの村のコーヒー」
というコーヒーがあります。(11/15のブログでも少しだけ東ティモールをご紹介しました)

東ティモールはオーガニックコーヒーで有名ですが、この国は1990年代後半から2000年すぎの
独立前後はコーヒーづくりどころではなく、インドネシアとの戦争(内戦)状態でした。

東ティモールの国を語るうえで大事な歴史を調べていると、セルジオ・デメロ(1948-2003)
元国連人権高等弁務官に行き当たりました。

東ティモールのコーヒーを直接関係した人ではありませんが、国が安定しないとコーヒー
作りも安心して行うことはできません。

●国の成り立ち

私たちはこのコーヒーの仕事をするまでは、東ティモールの国名ぐらいしか知りませんでした。
この国は比較的新しい国で、21世紀に入ってからできた国です。

東ティモールはインドネシア東部に位置するティモール島の東部にある国で、
面積は日本の岩手県ほどの大きさで、人口は 約134万人(2021年現在)ほどの小さな国です。
人口比較でいえば、山口県の人口(約134万人:2020年現在)とほぼ同じくらいです。



16世紀頃から1974年までポルトガルの植民地でしたが、ポルトガルが主権を放棄した後、
インドネシアが東ティモールを事実上併合しました。

その後も独立を求める声はやまず、1999年8月には、インドネシア政府提案の拡大自治案の
是非を問う直接住民投票が実施され、約8割の住民が東ティモールの分離・独立を選択しました。

しかし直後の独立に反対する勢力による破壊・暴力行為により、多くの施設や家屋が破壊されました
その後、国連暫定行政機構(UNTAET)を中心に、国際社会の支援のもとで独立に向けた国づくりがすすめられ、
2002年5月20日に独立しました。(出典:JICA)

この国の独立に大きな功績を残した人物が国連人権弁務官の「セルジオ・ヴィエイラ・デメロ」氏です。


※在りし日のセルジオ・ヴィエイラ・デメロ(1948-2003)(出典:Wikipedia)

長くなるので続きは次回へ・・・。

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