2022/11/19 18:56
ジャコウ猫の糞(フン)からできたコーヒー
インドネシアにジャコウネコという猫がいる。
ネコなのらしいのだが、どう見てもタヌキのように見えてしまう。
このジャコウネコにコーヒー豆を食べさせ、その糞(フン)から
採取した豆で作ったコーヒーを「コピルアク」というらしい。

※出典:Wikipediaより(以下の写真も同じ)
ジャコウネコの腸内にある消化酵素の働きや腸内細菌による発酵の働きで、
コーヒーに独特の香味が加わり、世界で最も高価なコーヒーとして知られている。

やっぱりどう見てもグロテスク・・・(笑)
天然物は少なく、現在流通しているものは野生のジャコウネコを乱獲して檻に入れ、
本来は肉食のジャコウネコに無理やりコーヒーチェリーのみを食べさせることで、
金儲けのために大量生産しているようだ。
その実態を取材したドキュメンタリーが2013年9月にBBCで放映され、イギリスで
大きな反響を呼び、視聴者からの抗議があったらしい。
動物愛護団体なども非難をしているらしいが、金儲けの人々はそんなものは気にしない様子。

猫の悲しげな目が何かを訴えているようだ・・・(悲)
さらにひどいことに世界には、サルによるものや、ゾウによるコーヒーもあるらしい。
どこまで人間というものは愚かなのだろうか。
夏目漱石の「吾輩は猫である」の主人公の猫がこれを知ったら、
どれほど嘆くだろうか・・・
それでは、また次回へ。